「おかしい!」と感じた瞬間、起業を思い立った
生前戒名サービス・着想の原点
前回のブログ『生前戒名サービス事業を始めたキッカケ』から話が続きます。
父の逝去後、葬儀社から紹介された住職が戒名を付けました。
全部で八文字。院号付きの、まずまず立派そうな戒名でした。
が、よくよく見ると、住職が考えたものは、事実上その中の二文字に過ぎませんでした。
それが70万円!
相場などあってないようなものとはいえ、通常の商取引であればトラブル間違いなしです。ところがトラブルにならないのが葬儀の世界。
これは「おかしい!」と思い、それが生前戒名サービス「エピローグ令和」の着想に結びつきました。
誰もが納得のいくリーズナブルな価格で戒名をつけられないものか、と考えたのです。
「不」があるところに潜在的ニーズ有り
今年5月、東京で学生時代の同期にその話をすると、「おかしい!」とは思っても普通はそういうこと(起業)は思いつかない、と言われました。
たしかに、そうかもしれません。通夜、葬儀という特殊な時間と空間の中で、「しょうがない」とあきらめ、それで終わってしまいます。
しかし、「おかしい!」と感じた瞬間は、すなわち起業の種が芽生える瞬間でもあります。
不満、不便、不快など、「不」があれば、その解消を待ち望む潜在的ニーズが存在するからです。
新しいサービスを立ち上げて、その潜在的ニーズを掘り起こせないか、と考えたのです。
今回のケースは、「値段が高い。高すぎる!」という不満です。
ホームページ [ よくある質問 ] の6つ目のQ&Aに戒名の相場表を掲載しました。実際には100万円を超えるケースも存在します。
https://www.epilogue-reiwa.com/faq/
これでは、おちおち死ぬこともできません。
「こんな状況を少しでも変えられないか」。安心・格安の生前戒名サービス「エピローグ令和」は、そんなことを思いながら生まれました。