「一番幸せ」がたくさん
今月もまた、フリーマガジン『TVホスピタル』に広告を掲載しました。
ページをめくると、表紙写真の女優•川口春奈さんのほかに、バルセロナオリンピック金メダリストである岩崎恭子さんのインタビュー記事が目につきました。
「今まで生きてきた中で、一番幸せです」のコメントは、中高年世代なら皆忘れられないでしょう。
インタビュー終盤に以下のやり取りがありました。
(質問)これまでの人生で金メダルを取った幸せを超えた瞬間はありましたか?
常識的に考えれば、オリンピック金メダルを越える幸せがあろうはずがありません。
見方によっては少し意地悪な質問です。
それに対して岩崎恭子さんは次のように答えています。
「実は次のアトランタ五輪にも出られたことは、金メダルを取ったのと同じくらい私にとって価値がありました。
娘が生まれた喜びも、ほかと比べることができません。元気に育ってくれること、娘の成長に日々の幸せを感じています。
『一番幸せ』が人生にたくさんあってもいいかなって」。
この考え方はとても大切ですし、私もまったく同感します。
さもなければ、過去の成功体験にいつまでもしがみ付いたり、満ち足りた日々のことを開けても暮れても懐古し続けたり。
これは実に寂しいことです。
これからもいいことがいっぱいある、幸せを感じる瞬間が必ずやって来る、とくにシニア世代の生きる力はこう思うことで湧き上がるのではないでしょうか。
そしてその「一番幸せ」は日常の中にあり、ささやかなものであっても、その人にとっては一番幸せなのだと考えます。
コロナ禍の窮屈な状況でも、体調を崩して不自由を余儀なくされても、その中にも一番幸せを見いだせると信じたいものです。
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