ブログ

blog

ぼうず丸もうけ(フォロー編)

2020/09/06

前回のブログ「ぼうず丸もうけ?」を読む限りでは、僧侶は日々私腹を肥やすことに精を出している、というイメージを持ってしまうかもしれません。

“そうとも言い切れない” 部分も記述しておきます。

 

 

本当の時給はいったい?

 

“時給50万円” ですが、それは戒名料を含んだ葬儀の部分だけを切り取ったものです。

毎日の掃除や鐘つきなどをしている時間は収入になりません。

 

お寺は基本的に年中無休です。

いつ届くかわからない訃報に対処するため、柔軟なスケジュールを組んでいる僧侶がほとんどです。

 

お盆やお彼岸など、多忙でまとまったお布施が見込める時期もありますが、1年を通じて懐が温かいわけでもないようです。

 

 

車に関しては、さすがにベンツやレクサスに乗って颯爽と現れたら、羨望の眼差しで見られるかもしれません。

さりとて、軽自動車や旧式の大衆車で乗り付けるのもどうでしょうか。

 

あの豪華な袈裟とバランスが取れないような気もします。住職が纏うキラキラが入った袈裟は100万円以上するのだそうです。

高級過ぎず、さりとて大衆過ぎず、車種選びも意外と大変なのかもしれません。

 

 

経費だって税金だってあり

 

100万円以上する袈裟を含めて、お寺もそれなりに経費がかかります。

お寺の建物は木造で、構造も一般住宅に比べれば特殊です。ということは、火災保険が高額です。

 

経費と言えるかどうか分かりませんが、各宗派の総本山に納める上納金もあります。

フランチャイズチェーンのロイヤリティーのようなものです。

 

 

 

前々回のブログで図を掲載した通り、お布施を含めた各種収入に対して “お寺に入る段階では” 税金が掛かりません。

ただし、お寺から僧侶に支払われる給料に対しては、会社員や公務員と同じく、所得税、住民税等が差し引かれます。

 

僧侶もサラリーマンってことです。

これも無税だったら、さすがに暴動が起きるかもしれません。

 

 

そして近年、檀家の減少や葬儀の簡略化などの流れもあり、お布施し収入は減少傾向にあります。

 

関東では、通夜も葬儀も省略する直葬を営む割合が20%前後にのぼると言われています。

東京、大阪等の大都市圏に限れば25%ほどかと思われます。

 

こういった大都市圏は地方からの転入者が多く、そもそもお寺の檀家になっている世帯が多くありません。

 

追い討ちをかけるように、コロナ禍で「葬儀をしたくてもできない」家も。

 

今、僧侶も切羽詰まっているのでしょうか。

「ぼうず丸もうけ」などと言っては、天罰が下るかもしれません。

 

 

※現在このブログをご覧いただくには、トップページを開けて下部までスクロールする構造になっています。ショートカットしたい場合は、[エピローグ令和]で検索して、表示された六つのサブタイトルのうち「ブログ」をクリックまたはタップしてください

 

ページトップ
btn