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仕事に満塁ホームランはない

2020/07/09

コロナ禍でとりわけサービス業が苦境に陥るなか、善戦している企業もあります。

その一つがマクドナルド。日本マクドナルド(株)です。

 

善戦の理由として、テイクアウトの比率が高いからだと言われています。

今ではあちこちで見かけるドライブスルーを40年近く前から導入しているのですから、それは間違いないでしょう。

 

けれども、それだけではないような気がします。

日頃から消費者のニーズを捉え、それに応えるために、地道な努力を積み重ねてきた、その結果なのだと考えます。

 

そう考える根拠は、かつて私もそこで仕事をした経験があるからです。

新卒ではじめて就職したのはハンバーガーのマクドナルド。日本マクドナルド㈱でした。

 

 

マクドナルドで教わったこと

 

学生の時分から「いつかは独立して何か商売を始めたい」と考えていた私は、その修行として適した職場を探しました。

少なくとも当時(昭和63年)は、店舗運営レベルで他を圧倒していたのがマクドナルド。その理由で決めました。

 

そのマクドナルドの名物社長(当時・故藤田田氏)がいつも口にしていた言葉。

 

ビジネスに逆転満塁ホームランはない」

 

店舗は、きわめて小さな改善を一つひとつ積み重ねていくことでしか業績をあげることはできない。

それは本当に地味で、根気強い作業の繰り返しだ。

 

これを忘れて、楽をして一気に飛躍しようと考える者がいるが、そんな飛び道具は存在しない。

ビジネスは、ヒットや送りバントや犠牲フライで1点ずつ取っていく。逆転満塁ホームランはない。

 

おおよそ、そんな意味です。

 

現場では、シビアな数値管理 ⇨ 問題発見 ⇨ 問題解決、まさにこれの繰り返しです。

根を上げたくなるくらい厳しい世界でした。

 

けれども、それが仕事の正攻法であり王道であることを、年月を経るにしたがって身に染みました。

 

この言葉と教えを30年以上経た今でも胸に刻んで仕事をしています。

とくに生来の不器用者である私にとっては、金言にも値します。

 

 

生前戒名の普及は一歩ずつ一歩ずつ

 

最近、これとは全く逆の例を聞きました。

 

業績が右肩下がりであるにもかかわらず、社長は現場の立て直しに心血を注ぐことなく、未公開株詐欺の投資話に溺れている始末。まさに苦し紛れの満塁ホームラン狙い。

もちろん、そんな ” おいしい ” 話などあるはずもなく、あきれ果てた現場スタッフはやる気を失い・・・。

 

信じられませんが、こんな話が本当にあるようです。

反面教師のわかりやすい例です。

 

エピローグ令和は昨年8月に創業したばかり。

まだ顕在化していないマーケットを掘り起こそうというのですから、長丁場で根気強さが求められる仕事になりそうです。

 

順風満帆に行かないであろうことは百も承知。

その中で苦しい局面になったとしても、30年以上にわたって大切にしてきた言葉を忘れず、仕事に励みたいと考えています。

 

エピローグ令和は一歩ずつ一歩ずつ。

着実に。力強く。

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