再度、免疫と栄養の話
昨晩の「サタデーステーション」(テレ朝系)を “ながら視聴” していました。
言わずもがな、コロナ関連のニュースばかりですが、その中で免疫力のしくみを分かりやすく解説していました。
要約します。
① ウイルスはまず、口腔内の粘膜に付着する。
② 粘膜のバリアを突き破ると、次にNK細胞や樹状細胞、あるいはT細胞といった免疫細胞がウイルスに攻撃を仕掛ける。
※ これらはすべて、白血球中のリンパ球を細かく分類したものです。
③ 免疫細胞がしっかり働くには酸素と栄養が必要である。
どれも正しいことを言っています。
が、「では、どうすればいいのか」「何の栄養を摂ればよいのか」という具体的なアドバイスに欠けていました。
ご覧になった方もいると思いますので、その部分を補足します。
とは言っても、すでにブログで書いたことばかりですが。
① 粘膜のバリアを突き破られないように、粘膜を強化する。
その栄養素はビタミンA。
② NK細胞や樹状細胞、T細胞(まとめてリンパ球)を活性化するのは、ビタミンC。
③ そのリンパ球が体の隅々の細胞まで行き渡るには血流が大切。
抹消血管(毛細血管)を拡げて血液の通りをよくするのはビタミンE。
ブログでまだ書いていなかった酸素について。
末端の細胞まで酸素を届けるのは、血液の中の赤血球。
さらに赤血球の中のヘモグロビン。
一つひとつのヘモグロビンに4つの鉄分子がくっついていて、そこに酸素が結合して、細胞まで運ばれます。
結論として、十分な酸素を体に供給するには、ミネラルの一つである鉄です。
もちろん、赤血球(ヘモグロビン)の材料であるタンパク質も必要なのは、言うまでもありません。
鉄は、レバー、うなぎ、ほうれん草、小松菜、ひじきなどに含まれますが、鉄は腸からの吸収率が低いことで知られています。
そこで、鉄の吸収率を上げる栄養素。ここでまたビタミンCが登場します。
ビタミンAはニンジンから、ビタミンCはピーマンから••• でもよいのですが、早急にコロナウイルス対策で免疫力をアップしたい場合は、それでは間に合いません。
ここは、確実に効率よく、そして大量に摂取できるサプリメントに限ります。
栄養素ごとの単品を揃えると、予算も掛かりますし、飲むのが面倒になって途切れることもあります。
マルチビタミンまたはマルチビタミン&ミネラルのサプリメントが間違いありません。
商品パッケージには「目安量1日◯粒」という表記があります。
が、コロナウイルスが収束するまでは、目安量の2倍から3倍くらい飲まれることをお薦めします。
けっして過剰摂取にはなりませんので、ご安心ください。
生活習慣病と同様に、新型コロナウイルスに対しても、自分の体は自分で防衛するしかありません。
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