戒名は生前につけるもの
2019/08/29
死後に戒名を付けても遅い
前々回および前回のブログに書いた出来ごと(法外な価格+遺族の意向は無視)は強烈でした。
その経験から、格安な料金で、なおかつご依頼者様の満足度が高い戒名を付けるサービスができないかどうか検討を始めました。
その場合、他界されてから依頼を受け、通夜に間に合わせるのは困難です。じっくり時間を掛けて考えたいからです。
つまり、生前に戒名を付けることが前提になります。
生前戒名サービス。そんなものが成り立つのだろうか。
そこからのリサーチです。すると・・・
何のことはない、戒名は本来、生前に付けるものだということがすぐに判明しました。
戒名は出家した人がその証として授けられるものです。そこから仏門に入り修行が始まります。
永眠してから修行はできません。死後に戒名を授けても遅いということになります。
「戒名といえば生前戒名」を指すのが理にかなっている
ところが、実際には死後に戒名を授けるのが一般的になってしまいました。
戒名といえば死後。生前に付ける場合には生前戒名と区別して呼んでいます。
が、本来は戒名といえば生前。死後に付ける場合は死後戒名と言う方が正確です。
仏教の開祖であるお釈迦様が話したのは、生きているあいだの教義のみです。膨大な経典をひも解いても、如何にして生きるかということしか書かれていません。
死後については一切触れていません。もちろん、戒名にも言及していません。
これが真実です。
どうして死後戒名の方が市民権を得るに至ったのか。その経緯は複雑を極めますが、一部をホームページ [ よくある質問 ] 最初のQ&Aに記しました。
https://www.epilogue-reiwa.com/faq/