生前戒名は誰が考えてもよい
戒名は僧侶から授かるもの?
生前戒名サービス。そんな事業が成り立つのかどうか。
戒名を付けるのは死後である必要はまったくない。
むしろ、本来は生前に付けるのが自然である。
問題点の一つはクリアできました。
もう一つ。
僧侶以外の人が戒名を考えても大丈夫のか。
戒名は僧侶から粛然と、そして ”ありがたく” 授かるもの、というイメージが定着しています。
あらためて、これについて調べてみると・・・
案の定、何ら支障はないことが判明しました。
僧侶という職業は、国家資格でも公的資格でもありません。したがって、その職務が法律によって保護されることはありません。
実際に、戒名の二文字が入った法律はどこにも存在しません。
生前戒名だから安くできる
戒名は誰が考えてもよい、ということです。
ホームページの [ よくある質問 ] 2番目の書きましたが、森鴎外や幸田露伴など、文人が家族や友人の戒名を考えたという例は枚挙にいとまがありません。
https://www.epilogue-reiwa.com/faq/
戒名は誰が考えてもよいというのは、生前でも死後でも該当します。
ただ、死後の限られた時間の中で、まったく知識のない人が戒名を付けるのは実際には困難です。
となると、やはり僧侶に依頼して何十万円・・・・・となってきます。
その意味でも生前戒名をお勧めしているのです。
エピローグ令和では日本一格安の生前戒名を目指しますが、僧侶を雇ったのではその時点で実現は難しくなります。
果たせるかな、それは杞憂だったようです。僧侶でなくとも戒名は付けられます。
僧侶は戒名のスペシャリスト?
実を言えば、驚いたのはそのことではありません。
僧侶が戒名を考えるスペシャリストなのかというと、どうも疑わしいようです。
戒名を授ける場面だけ切り取れば、さぞかし、どこかで専門的教育を積んだのではないかと想像してしまいます。
ところが・・
各宗派の本山(天台宗なら比叡山延暦寺、真言宗なら高野山金剛峯寺 etc.)では、戒名の名付け方については教えていません。
また、各宗派が運営する大学(駒澤大学、大正大学、龍谷大学 etc.)でも、どのように戒名を付けるかといった講義は行われていません。
では、僧侶はどうやって戒名を付けているのか。
それについては、また次回。