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戒名作成ソフトの「蓮心」とは

2019/10/03

蓮心は清らかな心

 

前回のブログで、戒名作成のためのパソコンソフトが流通していることを記しました。

気になったのが、そのタイトル蓮心」のネーミングです。

蓮心という一般用語はありません。Wikipedia にも出ていません。

蓮は、植物のハス。ハスの心なんて変ですよね。

 

調べていくと、仏教の象徴的な花が「蓮」だということが分かりました。

蓮の花が汚れた泥の中でも成長して美しい花を実らせる姿は、仏教における「苦しいことがあることで幸せを感じ取れる」という教えと重なる、ということのようです。

ここから「清らかな心」「神聖」という花言葉をもつようになり、清浄で犯しがたい象徴と考えられました。

となると、蓮心の意味は明瞭です。

 

このパソコンソフトは、「清らかな心」をもって戒名をラクに選定・作成し、数十万円の戒名料をいただきましょう、という商品なのでしょうか。

 

 

生前戒名は清貧の心で

 

さらに調べていくと、熊谷蓮心という人物がネット上に現われました。抜粋すると、次のような略歴です。

 

江戸時代後期の商人・社会事業家。名は直恭(なおやす)。

家業(筆墨業)のかたわら、相次ぐ飢饉や疫病に心を痛め、文政12年(1829年)以来、「麦飯のすすめ草」「飢饉用心書」「食物用心書」「飢饉せざる心得」などを頒布。

天保の大飢饉に際しては京都三条の賀茂川河岸にお救い小屋を立てて援護活動にあたった。

嘉永2年(1849年)には京都で種痘を実施するなど、コレラ対策の重要性を説いていたが、安政の大流行で援護活動中に自らも罹患して命を落とした。

 

清貧に甘んじながらも、慈悲に満ちあふれた得難い人物であったようです。

ここからも、「蓮心=清らかな心」が数十万円の戒名料を受け取ることは、とても想像できません。

 

やはり、商品名の「蓮心」は変更した方がよさそうです。

「貪心」とか、「我欲」とか。

 

安心・格安の生前戒名サービス「エピローグ令和」は、断じてこのソフトは使用しません。

私(代表:神代知明)が「清貧の心」であるかどうかは、さらなる自問自答が必要です。

それでも、受け取った戒名を「高かった」「大金をドブに捨てた」とは決して思わせないサービスを、何としても貫きたいと考えます。

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