生前整理と生前戒名
トラブル多発の遺品整理
前回のブログで紹介した『週刊ダイヤモンド』に、もう一つ興味深い記事を見つけました。
遺品整理です。
かつては遺族らが形見分けをしながら遺品の整理や処分をしていました。
しかし、少子化や核家族化により手が回らないことが多くなり、作業を代行する遺品整理業者が急増しています。
それに伴い、業者とのトラブルも年々増加しているそうです。
もっとも多いトラブルは高額請求。
見積もりでは割安な料金で契約を取り、作業が終わったあと「追加料金が発生した」とさまざまな理由をつけて高額請求をしてくる、という手口。
回収した遺品を不法投棄する業者もあるという話。
発覚した場合、利用者にも排出者責任があるため、再び処分費用を払って処理する必要がある恐れも。
遺品を換金するというモラル欠如も。
値が付きそうな品を、処分代を取った上に、中古ショップに売って利益を得るという意地汚なさ。
すべてこういう業者ではないでしょうけど、慎重に業者を選ぶ必要がありそうです。
最良の方法は生前整理
こういったトラブルを回避する最良の方法は、本人もしくは子供が生前に整理することだ、と書かれています。
生前整理には、決断力、判断力、分別力、管理力、体力の5つが必要で、親が高齢であれば周囲の協力が不可欠です。
実際に物を整理するにあたっては、いる、いらない、移動、迷い、に4分類します。
「移動」の思い出箱はミカン箱一つが目安。「迷い」は半年後くらいに再び決めることにして、まずは目の前から見えないようにする、など細かいアドバイスが書かれています。
まとめとして
「生前整理は死に支度ではありません。これから生きていくために必要なものを残し、最後の一秒まで充実した人生を送るためのものです」
という専門家のコメントで締め括っています。
生前整理を生前戒名に置き換えて読んでください。
この考え方は生前戒名もまったく同じです。
人生のターンングポイントの証として、それに相応しい戒名を授かり、それ以降の人生を充実させる。
それが生前戒名本来のあり方です。
それについては、以前に書いたブログをご覧下さい。
⇩ ⇩ ⇩
トラブルなし。本人も納得がいく。
生前整理も生前戒名もメリットいっぱいです。
※現在このブログをご覧いただくには、トップページを開けて下部までスクロールする構造になっています。ショートカットしたい場合は、[エピローグ令和]で検索して、表示された六つのサブタイトルのうち「ブログ」をクリックまたはタップしてください。